車両保険とは?
⇒自動車保険(任意保険)の一部で、自損事故や盗難など自分の車に損害を被った際、保険金額の範囲内で損害額を補償して貰える保険です。
車両
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⇒自動車保険(任意保険)の一部で、自損事故や盗難など自分の車に損害を被った際、保険金額の範囲内で損害額を補償して貰える保険です。
車両保険の種類と適用範囲
〇一般型(オールリスク)
⇒補償の適用範囲が広く、他人の車との衝突はもちろん、電柱やガードレールなどに衝突するといった自損事故についても補償の対象となります。
<例>
◦他車との衝突・追突・接触
◦当て逃げ
◦盗難
◦落書きなどのイタズラ
◦自然災害(台風・竜巻・洪水など)
◦自損事故
〇限定型(エコノミー型、車対車+A<アクシデント>)
⇒一般型より、補償の適用範囲が限定されており、自損事故や当て逃げによる損害は補償の対象外となる場合が多くなります。
<例>
◦他車との衝突・追突・接触
◦盗難
◦落書きなどのイタズラ
◦自然災害(台風・竜巻・洪水など)
※限定型は補償の適用範囲が狭い分、一般型の車両保険よりも保険料が割安になっています。
交通事故で、過失割合が発生した場合の車両保険の考え方
例)過失割合「自分70%:相手方30%」の場合。
自分の車の修理費が100万円かかったとしても、相手方の対物賠償責任保険から支払われる保険金は、過失相殺により30万円だけとなります。従って、自分の過失分である70万円は自己負担となってしまいます。尚、そのような際に車両保険に加入し、設定されている金額が70万円を越えていれば、自己負担なしで車の修理を行うことが出来ます。
交通事故で車両保険を利用するメリット
1)示談交渉が難航した場合。
⇒示談交渉が難航し、示談成立まで車の修理が出来ないと、修理車両の保管料や代車代などの支出が増大する可能性があります。その際に車両保険に加入していれば、相手方との正式な示談を待たずに車を修理することも可能となってきますので、当事者の費用負担を抑えることが出来ます。
2)双方に過失割合が生じる事故の場合。
⇒双方に過失割合が生じる場合は、車両保険を利用した方が、当事者の負担が少なくてすむ場合があります。過失相殺などにより賠償金が減額されると、賠償金だけでは実際の損害を賄えない可能性があります。そのような際は、不足分を車両保険で賄うことで、経済的負担を抑えることが出来ます。
※事故車修理に伴う相手方からの対物賠償責任保険は、示談が成立し過失割合などが決まってからでなければ、賠償金を受け取ることが出来ません。一方車両保険は、示談終了前でも保険金の範囲内で支払いを受けることが可能です。
車両保険を利用する際の注意点
1)車両保険を利用することで、保険の等級がダウンする。
⇒自動車保険の保険料は等級に応じて定められており、等級がダウンすることで、保険料が高くなる仕組みとなっています。一般的に交通事故による損害は3等級、盗難や自然災害など過失が無いか低い損害の場合は1等級のダウンになる傾向にあります。尚、等級は1年に1等級しか上がらない為、3等級ダウンの場合もとの等級に戻るまでに3年が必要となります。
2)車両保険を利用しない方がベストな場合。
⇒修理費如何によっては、等級のダウンに伴う保険料の増額幅の方が大きくなってしまう可能性があります。尚、保険料増額などの具体的な金額は、保険会社に連絡すれば直ぐに計算して貰えます。従って、車両保険を利用すべきかどうか迷った際は、一度ご自身が加入している保険会社に連絡し、保険料の増額幅を計算してもらうことをお勧め致します。
3)車両保険無過失特約について(ノーカウント事故扱い)
⇒通常車両保険を利用すると等級はダウンしてしまい、保険料は高くなってしまいます。しかし、この特約があれば、保険料が上がることはありません。
まとめ
⇒車両保険の利用については、修理費を自己負担で支払うよりも保険を利用した方が、トータルで考えると金銭的負担が大きくなってしまう可能性があります。損をしない為にも、予め車両保険を利用した場合に生じる保険料の増額について、保険会社に確認しておくことが重要になります。
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