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【第5中足骨疲労骨折(ジョーンズ骨折)】中・高校生のスポーツ選手に多い怪我③

カテゴリ: スポーツ障害

第5中足骨骨折は主に2つの骨折が有名です。
1つは中足骨の中で一番多い下駄骨折(第5中足骨基底部骨折)。
もう1つが難治性のジョーンズ骨折(第5中足骨疲労骨折)です。
今回は主にジョーンズ骨折について説明させて頂きます。
 


 

発生原因と症状

第5中足骨は最も足の外側にある為、地面からの衝撃を直接受けやすいという条件下にあります。
ランニングやジャンプ動作による過度の体重負荷が長時間足部アーチに繰り返し加わることで発生するオーバーユーズ(使い過ぎ)に起因するスポーツ障害です。
疲労骨折は金属疲労(金属板の折り曲げ運動)と同様に繰り返し負荷が中足骨に加わって発生するものです。
また痛み始めは、レントゲンにも異常が出にくく、どうしても痛みがあるままスポーツを続ける人も多くなってしまいます。
痛みがあるままプレーを続ける事で、疲労骨折が完全骨折になってしまうこともあるので、痛みが続く場合は原因となるスポーツをしばらく休むことが必要です。
また第5中足骨は、血行が他の部分に比べて少ないので、骨が癒合しにくい為、治りにくくなります。

治療方法

超音波を主に使用します。
治療効果としては、細胞内カルシウムの増加や線維芽細胞を増殖させる働きがある為、修復期の仮骨形成を促進する効果が期待できます。
また状況に応じて、ストレッチや筋力増強訓練等の指導も行います。
更に外側部の縦アーチを守る為、足底板(インソール)をシューズに入れることを勧める場合もあります。


むちうち症(頚椎捻挫)について

カテゴリ: 交通事故関連

むちうち症とは?

むちうち症は、追突、衝突などの交通事故、または急停車などによって首がむちのようにしなったために起こる症状の総称。

事故当日よりも翌日以降に症状が出てくることが多いようです。

 

 

【むちうち症の種類】

 

◎頚椎捻挫型

(むちうち症の70%~80%は頚椎捻挫型と言われています。)

  • 頭痛
  • 首や肩の痛み(首を後に反ると痛み増強)
  • 首の運動制限

 

◎神経根症状

  • 首と肩の痛み
  • 腕の痛みやシビレ
  • 知覚障害
  • 脱力

 

◎バレー・リュウ症候群

(事故後、少し時間が経過(2W~4W)してから現れると言われています。)

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 吐き気
  • 動悸

 

◎脊髄損傷

  • 腕の痛みやシビレ
  • 足の痛みやシビレ
  • 知覚障害や歩行障害

 

◎脳背髄液減少症

  • 頭痛
  • めまいや耳鳴り
  • イライラや眠れない

 

 

治療期間中によく患者さんから訴えられる「むちうち」の症状

  • 事故当初より痛む場所があちこち動くような感じがする。
  • 天候の変化(特に気圧)や寒さ、湿度などにより体調が変化する。
  • 夕方や朝方に痛みやシビレが増して辛くなる。
  • いったん落ち着いたと思った症状が出たり消えたりと落ち着かなくなる。
  • 集中力がなくなり、長時間の仕事が困難になる。
  • 頭痛、だるさ、無気力感、全身の疲労感、不眠等体調が狂う。
  • 加害者側損保会社の不誠実な対応による、心理的ストレスなど。

 

 

頚椎捻挫の治療期間の目安

☆軽度→2~4週間程度
☆中度→4週間~3ヶ月程度
☆重度→3ヶ月~半年・数年(交通事故などによる後遺症があると長期となる

 

 

むちうち症の治療

事故当初は頚椎カラー等を使用して、安静を保持するのが大切です。

尚、炎症が強い場合は、アイシング等の処置が有効となります。

また、3日間~5日間程度経過した段階では、アイシング療法から温熱療 法やマッサージなど、状態を確認しながら少しずつ治療内容を替えて行きます。

温熱療法やマッサージでは、血行の流れの促進を計り、人間が本来もっている自然治癒力の作用を最大限に引き出すことを目的として、治療を行い ます。

【オスグット】中高生のスポーツ選手に多い怪我②

カテゴリ: スポーツ障害

オスグットシュラッター病

陸上やサッカー等、スポーツをしている成長期の男子に多くみられる脛骨粗面部(膝の下)の痛みです。

 

 

 

症状

成長期における、子どもたちの膝下(脛骨粗面部)は、まだ軟骨部分が多くとても弱い状態です。
様々なスポーツで繰り返しジャンプや屈伸を行う事で、膝下(脛骨粗面部)に負担がかかると、その部分に炎症が起こります。
悪化すると骨や軟骨の一部が浮いたり、剥がれてしまう事もあり、スポーツの現場復帰に長期間を要する事もあります。

 

 

発生原因

スグットによる膝下(脛骨粗面部)の痛みは、膝の曲げ伸ばしを繰り返す事により、大腿四頭筋(太もも)が膝下の膝蓋腱をけん引する事によって発生します。

 

 

当院の治療方法

 

1.物療機器(SSR低周波)を使用して、固くなった大腿四頭筋、足底筋などの緊張を取り除きます。
膝の状態を確認しながらマッサージ及びストレッチ等を指導します。

 

 

 

2.膝の状態が悪い場合には、ドロシップ(ハルシンE)、包帯で圧迫固定した上で安静を保つよう指導します。

 

 

 

3.スポーツの現場復帰に際しては、テーピング及びサポーターの使用をおすすめしています。

 

 

 

まとめ

オスグットシュラッター病の症状は、一度負傷するとなかなか完全には治りにくいスポーツ障害のひとつと言えます。
膝の状態によって対応は異なりますが、当院ではできるだけスポーツを続けながら治していく事を心がけています。
その為、患者さん方には練習前のストレッチ、テーピング及びサポーターの着用、練習後のアイシングなど自分自身でできる事は可能な限り継続して行うようアドバイスしています。

【シンスプリント】中高生のスポーツ選手に多い怪我①

カテゴリ: スポーツ障害

シンスプリント

正式名称は「脛骨(スネの骨)の疲労性骨膜炎」と呼ばれています。
慢性的な疲労(使い過ぎ)から発生する事が多いようです。
陸上選手やサッカー選手など、長時間のランニングを伴うスポーツ選手に発症しやすく、悪化すると疲労骨折になることもあります。

 

 

初期症状

仙台の交通事故治療とスポーツ障害なら泉の杜整骨院へ

 

  • すね(ふくらはぎ)の内側が痛む
  • 運動の始めに痛くなり、体が温まってくると痛みは軽くなり運動が終わるとまた痛み出す
  • 走ったりジャンプするとすねの内側が痛む

 

 

 

悪化すると・・・

  • 歩いたり立ったりするだけで痛む
  • 何もしなくても痛む
  • 運動している最中もずっと痛む
  • 最初の頃より痛みが続く(維持する)

 

 

当院の治療方法

仙台の交通事故治療とスポーツ障害なら泉の杜整骨院へ

1.物療機器(SSP、低周波)を使用して患部炎症を取り除きます
→ 患部及び患部に関連する筋肉に電気をかけ、血行を良くし固くなった筋肉や靭帯の緊張を緩めることにより、痛みを緩和させます。

 

 

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2.超音波を患部に照射します
→ 超音波はSSPや低周波より更に深部の治療を行います。

 

 

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3.炎症症状及び痛みがあまり強い場合にはドロシップ(ハルシンE)を使用し、包帯で圧迫固定した上で、安静を保つよう指導しています

 

※通常歩行も困難な場合には、一度、提携先の整形外科を受診頂くようお願いしています。

 

 

 

まとめ

シンスプリントは、一度の治療で痛みが完全に消失する訳ではありません。
一度、症状が落ち着いても、またすぐに再発しやすい怪我です。
当院では、できるだけ競技を続けながら治すことを目指しており、その為、患者さん自身にもセルフケア(アイシング、ストレッチ、マッサージなど)を指導して、患者さんと共に治療を進めていきます。
来院くださる患者さんが、少しでもベストな状態で競技に打ち込めるよう、私自身も努力してまいります。

ホームページをオープンしました!

カテゴリ: その他

 このたび、泉の杜整骨院のホームページをオープンいたしました。

 日常生活での体の痛みや交通事故によるケガなどに悩まされている方のお役に立てるような情報を掲載していますので,よろしくお願いいたします。

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なお、交通事故に遭われた患者様に対しては、日曜・祝日も予約にて対応しております。

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